かみす防災アリーナ 小学生が建設現場見学 来年6月開館
地元の小学生を対象とした「かみす防災アリーナ」の見学会が7日、神栖市木崎の神栖中央公園内の建設現場で開かれ、児童約220人がメインアリーナなど内部を見学した。
見学会は、子どもたちに建設業を身近に感じてもらうとともに、完成する施設に愛着を持ってもらおうと、清水建設を代表とするPFI株式会社(特別目的会社)が主催した。午前と午後それぞれ息栖小と深芝小の4年生が参加した。児童らは、担当者の案内で建設中の施設内に入り、バスケットボールコート3面相当分のメインアリーナや屋内プールなどを見て回ったほか、高所作業車の試乗体験や配電設備の取り付け作業の実演見学、キーホルダー工作を行った。子どもたちは「どのくらいの作業員が建設に携わっているか」など熱心に質問し、メモを取っていた。
息栖小の加藤優杏さん(10)、坂本優衣奈さん(10)、葛西陽奈さん(10)は「工事の様子がよく分かって良かった」「完成が楽しみ」などと感想を話した。
アリーナは、体育館や温水プール、音楽ホールなどを備える複合施設で、災害時には最大約1万人を収容する避難所となる。来年3月に完成し、同6月に開館する予定。(関口沙弥加)