2018年11月25日(日)

筑西・鬼怒川 捕獲サケに触れ歓声 親子ら採卵も見学

鬼怒川で捕獲されたサケを持ち上げる子どもたち=筑西市女方
鬼怒川で捕獲されたサケを持ち上げる子どもたち=筑西市女方

鬼怒川に遡上(そじょう)したサケの捕獲・採卵見学会が24日朝、筑西市女方の鬼怒・小貝漁業協同組合サケふ化場周辺で初めて開かれ、親子連れら約200人が参加した。子どもたちはサケに触れることで、海から川をさかのぼり卵を産むサケの習性を知り、自然の川の豊かさについて理解を深めた。

捕獲は、サケふ化場から南に約800メートルの鬼怒川で行われた。午前10時半ごろ、組合員らが仕掛けた網に掛かった体長約70センチ〜1メートル、重さ5キロほどのサケ約20匹を回収。子どもたちは川岸でサケを手に取り「すごい」と大きな歓声を上げた。さらに、ふ化場でサケの卵を体内から取り出し、受精させる様子などを見学した。

同市玉戸に住む小学4年生、折田大陽(たいよう)君(10)は「重くてヌメヌメしていた。大きくてすごい」と感想を話した。母親の裕雅理(ゆかり)さん(40)は「こういう企画は大好き。すごく楽しい。サケに手で触れて、普段食べているものだと分かるのが良い」と話した。

見学会は市民団体「鬼怒川を愛する会」と同組合が主催した。会長の五十嵐孝行さん(69)は「人工ふ化を通してサケの命が連綿とつながっていることを理解してほしい。豊かな自然のある故郷を誇りに思ってもらえれば」。代表理事組合長の中川行雄さん(75)は「放流事業を続けたい。子どもたちに川を大切にする気持ちが芽生えてくれれば」と期待した。

鬼怒川は国内で自然のサケが遡上する南限の河川とされている。同組合は11月中にサケ約2千匹を捕獲し、2月にふ化させた稚魚20万匹以上を放流する予定。今年の捕獲数は例年に比べ非常に少ないという。(冨岡良一)

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