ネコ写真に「ほっこり」 岩合光昭展12日開幕 筑西
ネコの撮影で知られる動物写真家、岩合光昭さんの写真展「岩合光昭写真展 ほっこりネコ」が12日、筑西市丙のしもだて美術館で開幕する。県内で撮影された19点を含むネコの写真159点、ホッキョクグマやトラ、フクロウなどの動物の写真22点が展示されている。
作品は、いずれも動物の自然な伸びやかな姿に迫っており、特に愛猫家には見逃せない写真展となりそうだ。岩合さんの写真展は2005年度にも同館で開かれ、今回で2回目。
会場には、主に全国の各陶芸産地で撮影された「焼きものの里のネコ」の写真が展示されている。県内の作品は笠間市で撮影されており、ネコが陶芸と並ぶユーモラスな姿やくつろぐ姿が巧みに記録されている。各写真には岩合さんの解説がそれぞれ添えられ、撮影時の状況やネコの生態などを知ることができる。
企画を担当した同館職員の木植繁さん(51)は「本市は陶芸家の板谷波山の出身地でもあり、『焼きものの里』で撮影された写真を中心に展示した。寒い日々が続くが、岩合さんの写真を見て温かい気持ちになってほしい」と話している。
会場には来場者が自慢のペットの写真を貼るコーナーも設けられている。
会期は3月3日まで。問い合わせは同館(電)0296(23)1601。(冨岡良一)