G20開幕まで100日 積水化学がボード寄贈 つくば
開幕まで100日に迫った20カ国・地域(G20)貿易・デジタル経済大臣会合の開催機運を盛り上げようと、積水化学工業R&Dセンター(つくば市、小笠真男所長)は28日、開幕までの日数をデジタル表示するカウントダウンボードを茨城県と同市に寄贈した。
ボードは高さ137センチ、幅60センチ。屋内の弱い光で発電する室内用フィルム型太陽電池を搭載し、厚さはわずか数ミリ。「軽い・薄い・曲がる」が特長で、産業技術総合研究所(同市)の基礎技術を使っている。
県庁2階の県民ホールと市役所1階にそれぞれ設置され、来庁者にPRしている。
小笠所長は県への贈呈式で「(会合を)盛り上げる一助になれば」と期待を込めた。同市の贈呈式で五十嵐立青市長は「(G20)開催を機につくばの技術力や企業のPRなどをしてレガシー(遺産)を残していきたい。そういった意味でぴったりな物を頂いた」と感謝した。
G20は今年、日本で初開催。八つの閣僚会合のうち貿易・デジタル経済大臣会合が6月8、9日、つくば国際会議場で開かれる。(小野寺晋平、高阿田総司)