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グルメグランプリ 「水戸ュラン」 ミナミ食堂に大賞

「水戸ュラン」の大賞と準大賞表彰を受ける各店の店主ら=水戸市桜川
「水戸ュラン」の大賞と準大賞表彰を受ける各店の店主ら=水戸市桜川


消費者投票で選ぶ水戸市中心市街地のグルメグランプリ「水戸ュラン」で、2018年の大賞にミナミ食堂(同市南町)と木村屋パン店(同)が選ばれた。同市桜川の県産業会館で2月26日、表彰式が行われ、受賞した老舗の両店主は「変わらぬ味を守り続けた」「長年築いた信頼のおかげ」など、人気の秘訣(ひけつ)を語った。


水戸ュランは中心市街地活性化のほか、飲食店のサービスやおもてなし力向上を目指し、水戸商工会議所が昨年から始めた人気投票。今年は「飲食」「菓子・パン」の2部門で、それぞれ大賞と準大賞を選んだ。投票は昨秋の約2カ月間行われ、計8238票が集まった。

飲食部門ではミナミ食堂が167票を獲得。1946年に創業した同店は、素朴な味わいのラーメンを中心に、餅やいなりずしなどを提供してきた。店主の海老原和栄さん(71)は「40年、50年ぶりに来るお客もいる。さっぱりとした味は変えてないので、皆さん懐かしんでくれる」と、長く愛される理由を明かした。

菓子・パン部門では木村屋パン店が最多の747票を獲得。東京・銀座の木村屋からのれん分けし、26年に創業した。店主の中山俊宏さん(44)は「鯖(さば)サンド」が一番人気メニューと説明し、「今後はネットで注文を受けて、出来たてを提供する仕組みを構築する」と話した。

このほか準大賞には、飲食部門で水戸山翠(同市泉町)と洋食屋花きゃべつ(同市南町)、菓子・パン部門でパンヤ・クルート(同市泉町)と鉢の木(同市南町)がそれぞれ選ばれた。受賞した各店舗は、水戸商工会議所のホームページで紹介する。 (前島智仁)



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