丸太の打楽器 楽しいな 鹿嶋・中野西小で ログドラム体験
丸太を削って作る打楽器「ログドラム」の体験講座が2月27日、鹿嶋市中の市立中野西小(貴達泰文校長)で開かれた。同小の4〜6年生約50人は、世界的な打楽器奏者の加藤訓子さんと製作者で彫刻家の石川理さんの指導を受けながら、演奏の楽しさを体感した。県の「子ども文化芸術大学」事業の一環。
会場の体育館には、ヒノキやスギなどで作られた大小さまざまなログドラム約100本が並べられた。児童たちはばちで試したたきして音を聞き、好みの楽器の前に座った。
加藤さんと石川さんは児童一人一人を回り「手が痛くなるといい音にならない」「たたく場所で音が変わる」など、たたき方を指導した。
児童たちが音の出し方を習得すると、加藤さんの演奏に合わせ全員でログドラムをたたいた。加藤さんはリズムの速さを変えたり、音に強弱を付けたりして、児童たちと心地いい木の音色を響かせていた。
6年生の野村茂禾(もか)君(12)は「楽器を見たときに、どうやって音を出すのかわくわくした。いろんな音が出たので楽しかった」と笑顔で話した。
(藤崎徹)