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茨城新聞連載「平成Style」登場 若者ら「令和」展望 茨城大でトークイベント

令和時代の展望などを議論する登壇者ら=水戸市文京の茨城大学
令和時代の展望などを議論する登壇者ら=水戸市文京の茨城大学


茨城新聞の社会面で1〜4月に展開した連載「平成Style」に登場した平成生まれの若者たちを中心に、令和時代の展望を語り合うトークイベント「見つけよう!令和時代のコンパスを!」が12日、水戸市文京の茨城大学図書館で開かれた。

連載は、茨城県在住・出身で活躍する平成生まれの8人が平成時代を振り返り、変化する社会の中で大切にしている価値観や将来の展望などを語った。

イベントは、連載に登場したメンバーによる実行委員会が企画、同大iOPラボが協力した。

参加したのは、連載に登場した堀下恭平さん(28)=つくば市=と山田千尋さん(29)=水戸市、加藤喬大さん(27)=同市出身=のほか、堀下さんと交友のある夏川優梨さん(26)=結城市出身。「平成をアップデートするには」をテーマに、それぞれの「平成っぽい」「令和っぽい」を書き出し、来場者と共に意見を交わした。

仮想通貨の基盤技術でもある「ブロックチェーン(BC)」事業に取り組む加藤さんは「情報交換のネットから、自分で価値をつくれて、その交換が自由にできるようになる」と指摘。つくば市内でコワーキングスペースを運営する堀下さんは、仕事の定義の変化に触れ、「お金に縛られることなく、趣味がベースとなる」と令和時代を展望。クラウドファンディング事業に携わる夏川さんは平成から令和にかけ、その広がりを主張。弁護士の山田さんは大学無償化法に触れ、「皮切りに貧困スパイラル解消につながれば」と期待した。

笠間市の会社員、柏原中(なか)さん(39)は「これからの時代をつくっていく平成世代の考えを知り、新たな気付きもあった」と話した。(関口沙弥加)

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