県産食材の魅力発見 いばらき大使、緒方湊君 収穫通じ生産者と交流
いばらき大使で野菜ソムリエプロの小学6年生、緒方湊君(11)が19日、ニラなど3種類の本県産食材の生産現場を訪ね、収穫体験や生産者と交流した。本県産野菜販売活動などに役立てる。
大使委嘱後、初の生産現場訪問で、訪れたのは小美玉市のニラ、筑西市のスーパーフルーツトマト、境町のさしま茶の生産現場。
ニラは、小美玉市山野の川島徳治さん(53)の作業場や栽培しているビニールハウスを見学した。収穫体験では、茎を切ると出てくる汁を楽しみにしてきたといい、鎌で刈り茎の根元から出る汁を口にした。緒方君は「甘い」などと感想を話し、収穫時だからできる体験に満足した様子。そのほか、川島さんから生産へのこだわりなどを聞いた。
緒方君は「作っているところを見ないと生産者の苦労が分からない。(分かると)よりおいしく食べられる。(茨城県産野菜のおいしさなどを)伝えていきたい」と話していた。(大貫璃未)