愛犬と伸び伸び遊んで 龍ケ崎市、ドッグラン開設 式典に秋田犬「マサル」親戚も
龍ケ崎市中里1丁目の市民健康の森に5月30日、愛犬を運動させられる市営のドッグランがオープンした。年末年始を除いて無休。初日は式典があり、関係者がテープカットで門出を祝った。平昌五輪フィギュアスケート女子金メダリストのアリーナ・ザギトワ選手(ロシア)に贈られた秋田犬「マサル」の親戚に当たる2頭も登場し、愛犬家の目を引いた。
ドッグランは、市民や議会からの要望と提言を受けて整備した。広さは約1359平方メートルで、小型犬と中・大型犬のゾーンに分かれる。芝生が敷かれているほか、築山も二つずつあり、愛犬を自由に遊ばせることができる。安全性を高めるため、周囲には高さ1・8メートルの柵を設けた。
この日は、近くに住む秋田犬保存会東京都支部の野原英隆さん(68)が育てる「花舞姫号」(雌)と「大天空号」(雄)がドッグランを訪れ、愛犬家らの注目を集めた。それぞれマサルの叔母といとこで、展覧会で優秀な成績を上げている。
野原さんは「秋田犬を飼っている人はあまりいないので、どんどん活用して愛犬家の方々と交流していければ」と笑顔。式典で中山一生市長は「ワンちゃんにも市民にとっても楽しめる場所になればいい」と期待を込めた。
時間は午前8時半〜午後5時。狂犬病と3種以上のワクチンを済ませておくことが必要。市民以外でも利用できる。(鈴木剛史)