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災害時の行動考える 北茨城 華川中で防災講座

災害時の行動選択をイエスかノーで考え話し合う生徒たち=北茨城市華川町下相田
災害時の行動選択をイエスかノーで考え話し合う生徒たち=北茨城市華川町下相田


中学生向けの防災講座が11日、北茨城市華川町下相田の市立華川中学校(丹治裕幸校長)で開かれた。企業や大学から講師が訪れ、1、2年生29人が、災害への対応や取るべき行動について考えた。

講座ではまず、大宮測研(常陸大宮市下村田)社員で県測量・建設コンサルタント協会の小貫勝己さんが、災害の種類や情報収集の方法、避難するときの注意点などを説明した。

その後、茨城大学人文社会科学部の伊藤哲司教授が、災害時に発生し得る「ジレンマ」に対し自分がどう行動するかをイエスかノーで回答するカードゲーム「クロスロード」を進行した。

生徒たちは、災害時に避難所へ行ったとき持参した食料を周囲の人に分けるかどうかや、津波警報が出て避難中、足が不自由な高齢女性が隣家に住んでいるのを思い出したときどうするか-などの問題をそれぞれ考え、グループ内で話し合った。

伊藤教授は「防災を『生活の一部』として捉え、考えていってほしい」と呼び掛けた。2年生の浦住真優子さん(14)は「ゲームでは、答えを出すのにとても迷った。家族内で防災についての会議をしようと思う」と話した。
(小原瑛平)



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