2019年7月11日(木)

風速80メートルの暴風 筑西で公開実験

大型送風機(左)から送り出された秒速80メートルの風に、傘をあおられるスタントマンの男性(右)=筑西市花田
大型送風機(左)から送り出された秒速80メートルの風に、傘をあおられるスタントマンの男性(右)=筑西市花田

本格的な台風シーズンの到来を前に、風速80メートルの暴風が歩行者にどのような影響を与えるか知ってもらおうと、大型換気装置メーカーの流機エンジニアリング(東京都港区)は10日、スタントマンを使った実験を、筑西市花田の同社つくばテクノセンターで報道陣や市民に初公開した。

実験では、風速30メートルと風速80メートルの2段階の強さを試した。風速80メートルでは、スタントマンが吹き出し口の前に徒歩で差し掛かると、差した傘は瞬く間に裏返しになり骨組みも壊れ、押していたベビーカーや自転車はたこのようにあおられた。

暴風は、トンネル掘削現場で利用される同社製造の換気装置を使って発生させた。同装置は、長さ約13メートルの筒状の装置で直径1・6メートルのファン2基を回転させ、直径約90センチの吹き出し口から1分当たり3千立方メートルの空気を噴射できる。

西村司社長(45)は「風は目に見えず、危険性が分かりづらい。どのような被害が起きるか知ってほしい」と公開の狙いを話した。実験を見守った会社員男性(37)=同市=は「実験を見ている分には楽しいが、実際にその場となるとひどいだろうと実感した。見えないのは怖い」と話した。

気象庁は、最大風速54メートル以上の台風を「猛烈な台風」と規定している。(冨岡良一)



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