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高萩・夏季限定カフェ 地場食材使い涼提供 文化財活用

「高萩茶寮」で提供するうどんとかき氷、監修した「六雁」の秋山能久総料理長=高萩市上手綱
「高萩茶寮」で提供するうどんとかき氷、監修した「六雁」の秋山能久総料理長=高萩市上手綱


高萩市上手綱の県指定有形文化財「穂積家住宅」を活用した夏季限定カフェ「高萩茶寮(さりょう)」が20日オープンする。昨年に続き2年目で、東京銀座の割烹(かっぽう)「六雁(むつかり)」総料理長の秋山能久さん(45)がメニューを監修。同市産・県産の食材をふんだんに使った豪華なかき氷と冷やしうどんで、夏の高萩市に“涼”を提供する。

かき氷は、イチゴソースがたっぷりかかった「高萩イチゴベリー」(1200円)▽地元の銘菓、八千代おこしが載る「紅はるかサツマイモ」(1100円)▽甘じょっぱい味わいの「たつご味噌(みそ)キャラメル」(1100円)-の3種類。いずれも氷の中にも具が隠れており、いろいろな食感を楽しめる。

うどんは県産銘柄豚「常陸の輝き」のほか、地元の新鮮野菜を使う「肉味噌冷うどん」と「豚しゃぶ山芋冷うどん」の2種(いずれも900円)。

六雁は既存の枠にとらわれない和食を提供し「スーパー割烹」とも称される。水戸市出身の秋山さんは、いばらき食のアンバサダーなどを務め、2017年から高萩茶寮のメニュー監修に携わっている。

秋山さんは「地方の素晴らしさを料理人の手で広げることが今の料理人に課せられている。かき氷とうどんというシンプルな食材で高萩の魅力を伝えていければ」と語った。

穂積家住宅は築240年を超える江戸時代の豪農住宅。日本庭園を配し、かやぶき造りの母屋は高い天井やいろりなど趣のある雰囲気が広がる。

9月1日まで。営業時間は午前11時〜午後4時(ラストオーダー同3時半)。月曜定休。問い合わせは(電)050(5239)7924(予約不可)。(小原瑛平)



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