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茨城国体開幕 式典に2万6158人

いきいき茨城ゆめ国体の総合開会式で、堂々と入場行進をする本県選手団=28日午後2時16分、笠松運動公園陸上競技場、及川隆史撮影
いきいき茨城ゆめ国体の総合開会式で、堂々と入場行進をする本県選手団=28日午後2時16分、笠松運動公園陸上競技場、及川隆史撮影


第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」の総合開会式が28日、笠松運動公園(ひたちなか市)で天皇、皇后両陛下をお迎えして行われ、10月8日まで11日間の熱戦の幕を開けた。本県開催は45年ぶり。

総合開会式には47都道府県の選手団4240人、観客1万546人、出演者ら1万1372人の計2万6158人が参加した。

午前11時、オープニングプログラムで幕を開けた。「いきいき茨城漫遊記」をテーマに、歌や踊りが次々と披露された。式典前演技では、天皇、皇后両陛下が見守る中、総勢1800人が演技や踊りを通じて本県の魅力をアピール。参加者は晴れやかな表情で踊りや演技を披露し、本県の歴史や自然を表現した。

式典は大洗高マーチングバンド部の先導で、各都道府県の選手団が北海道から順に入場行進。最後に本県選手団605人がクレー射撃の中山由起枝を旗手に入場すると、ひときわ大きな歓声が沸き起こった。

午後2時20分、選手団が整列し終えると、大井川和彦知事が開会を宣言。天皇陛下が即位後初めて国体でお言葉を述べられ、会場は大きな拍手に包まれた。

続いて44市町村で集められた炬火(きょか)がランナーの手から手に引き継がれ、最終ランナーのバスケットボール少年男子の宮内柊人、水泳少年女子の井田真由が炬火台に駆け上がり、火をともした。

選手宣誓にはハンドボール少年男子の後藤駿介とスポーツクライミング成年女子の野口啓代が立ち、「郷土の応援と期待を背負い、最後まで全力を尽くして戦い、夢と感動を届けることを誓います」と力強く宣誓した。(成田愛)



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