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ラグビーで児童を元気に W杯日本代表の田中、松田両選手

常陸大宮市立上野小学校を訪問し、児童と握手する松田力也選手(中央)と田中史朗選手(右)=5日午前、同市根本
常陸大宮市立上野小学校を訪問し、児童と握手する松田力也選手(中央)と田中史朗選手(右)=5日午前、同市根本


ラグビーワールドカップ(W杯)日本代表の田中史朗選手(34)と松田力也選手(25)が5日、台風19号で大きな被害を受けた常陸大宮市を訪れ、同市根本の上野小(高橋弘道校長、児童184人)で児童に学用品を届け、ラグビーを通して児童らを元気付けた。

被災地訪問は、県水戸生涯学習センターが、全国から集まったノートや筆記具などを届ける支援プロジェクトとして実施。同校は床上浸水した宇留野圷地区の児童が通う。

体育館で学用品を手渡した2人は、自身を動物に例えたり、小学生の時の夢などを語ったりして、リラックスした雰囲気をつくり出した。グラウンドに移動後はラグビーボールを使って、速く長いパスや高く正確なキックなど、一流選手の技術を披露。児童らもボールを使ったゲームなどを楽しんだ。

児童を代表して、6年の藤田拓弥君(12)は「人の優しさを感じ、勇気と元気をもらった。これからは困っている人を助けられる人間になりたい」と感謝。田中選手は「たくさんの仲間がいるので、笑顔でいてください」、松田選手は「元気を与えるつもりが元気をもらった。次のワールドカップで世界一を狙うので、応援をよろしく」と話した。(蛭田稔)

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