30日に開幕する「女子ハンドボール世界選手権大会」に出場するため本県で事前練習に励むアルゼンチン共和国代表チームを激励しようと、境町は28日、町役場で歓迎会を行った。選手やスタッフ総勢23人をはじめ、アルゼンチンオリンピック委員会のエドワルド・モヤノ氏らが出席し、橋本正裕町長と和やかに会談した。

今回の来県は、境町が2020年の東京オリンピックで、同共和国のホストタウンを務めることから、12月15日まで熊本市などで開かれる「世界選手権大会」の練習会場となった。

代表チームは24日に来日し、25、26日は坂東市総合体育館、27日は、さしま健康交流センター「遊楽里」で汗を流した。最終日には境町による歓迎会の後、県立水海道二高の体育館に移動して実戦練習。本県滞在期間中は境町内に宿泊するとともに「さかい河岸レストラン茶蔵」で食事した。

歓迎会では、町立長田小学校の代表児童や町職員らが町役場ロビーなどで代表チームを出迎え、橋本町長は「30日の日本戦はアルゼンチンを応援したい。ぜひ、東京五輪の出場権を勝ち取って、またお会いできることを楽しみにしている」と激励。エドワルド・ガジャルド監督は「試合1週間前に来日できたことは大きい。優勝で恩返ししたい」と誓った。このほか三味線演奏や長田小学校による応援メッセージ入り国旗贈呈が行われた。(小室雅一)