自転車の聖地へ期待 りんりんロード 「日本代表」指定祝う 土浦
桜川市から潮来市を結び霞ケ浦を周回する自転車道「つくば霞ケ浦りんりんロード」が国から「ナショナルサイクルルート」の指定を受けたのを記念した祝賀会が5日、土浦市大和町の県県南生涯学習センターで開かれた。首長や県議ら沿線の関係者約160人が出席し、指定第1号の栄誉をかみしめていた。
主催者の大井川和彦知事は「最初の三つに選ばれたことに大きな意味がある。知恵を絞って自転車文化を盛り上げたい」と観光振興や魅力発信を通じた沿線活性化を誓った。国の自転車活用推進本部事務局長で国土交通省の池田豊人道路局長は「世界に紹介したいルートに絞り選定した。水辺と山があるのは他にない特徴。世界に自転車の聖地と認識されるように支援したい」と述べた。
ナショナルルートは日本を代表する自転車道として国交省が指定。11月にりんりんロードとビワイチ(滋賀県)、しまなみ海道(広島、愛媛県)の3ルートが初めて選ばれた。(黒崎哲夫)