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野鳥の姿、リアルに 水戸、企画展 田山さん、陶で羽根美しく

先月完成したばかりの新作「トラフズク」=水戸市備前町の常陽史料館
先月完成したばかりの新作「トラフズク」=水戸市備前町の常陽史料館


笠間市在住の陶芸家、田山健司さん(55)の企画展「陶の鳥 田山健司展」が水戸市備前町の常陽史料館で開催されている。練り込みの技法で羽根の模様をリアルに表現。生き生きとした大小28点の「陶の鳥」が展示されている。会期は来年1月26日まで。

田山さんは笠間市生まれ。武蔵野美大彫刻科卒業後、陶芸を学ぼうと、京都府立陶工高等技術専門学校へ進学。食器を作陶する傍ら5年前から「羽根の美しさや自由に空を飛べる愛らしい姿」に魅せられ、野鳥をテーマに制作している。

これまでに手掛けた作品は、しっぽが特徴的な「サンコウチョウ」やピンク色の小鳥「マシコ」など約50種類。図鑑を参考にするほか、県鳥獣センター(那珂市)でボランティアに携わりながら鳥たちの生態やしぐさを観察し、作品に取り入れている。

今展には、身を隠すトラフズクの姿を表現した新作の「トラフズク」をはじめ、今にも飛び立とうとする姿の「カケス」が目を引く。「地元の佐白山で見掛ける鳥も観察し、制作した」と田山さん。ほかにも威風堂々とした「オオワシ」や樹木に止まる「コゲラ」なども鑑賞できる。

展示される多くの作品は電気釜で焼成したが、穴窯で焼き上げた自然な風合いの作品「オオコノハズク」も見どころ。田山さんは「陶の鳥は半永久的に後世に残せる。野鳥保護にもつなげたい。羽根の美しさや陶芸の可能性を知ってもらえたらうれしい」と来場を呼び掛ける。

入場無料。開館時間は午前10時〜午後5時45分。月曜と29日〜1月4日休館。1月10日は、練り込み技法で「羽根の箸置き」を制作するワークショップが開催される。参加費2千円。問い合わせは同館(電)029(228)1781
(鈴木聡美)

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