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茨城県庁 録画流し訓示 知事「新しい茨城へ挑戦」

テレビやパソコンの画面を通して大井川和彦知事の訓示に耳を傾ける県職員ら=県庁
テレビやパソコンの画面を通して大井川和彦知事の訓示に耳を傾ける県職員ら=県庁


茨城県庁で6日、収録した映像を流す形で大井川和彦知事が年頭訓示を行い、「『茨城県、わくわくするよね』と感じてもらえるような、新しい茨城づくりに挑戦していきたい」などと語った。録画訓示は「働き方改革」推進の一環で、職員らは自席で業務に当たる傍ら、職場のテレビやパソコンから流れる知事の言葉に耳を傾けた。

県は、仕事始め式を2019年から廃止し、庁内テレビを通した知事訓示に切り替えた。今年はより簡素化を進め、業務の状況に合わせ必要なときにどこでも見られる「オンデマンド方式」の録画放送とした。

訓示で大井川知事は、昨年手掛けた茨城国体開催や偕楽園有料化、県立中高一貫校増設決定、台風19号対応などに触れ「県政が大きくレベルアップできた1年。皆さんの頑張りと活躍は目を見張るものがあり、誇りに思っている」と述べた。今年の目標として「地域間競争に打ち勝ち、選ばれる茨城になるよう、生産性を高め『稼ぐ力』を向上させていく」と、企業誘致の推進や産業育成を第一に掲げた。職員に対しては「挑戦、スピード感、選択と集中。何度も口にしているが言い尽くせないほど重要だ」と三つの言葉を意識するよう求めた。

課内のテレビで訓示を聞いた池元和典総務課長は「令和初の年明け。新たな気持ちで臨みたい。職員のさまざまな働き方を後押しする意味で(録画訓示は)ありがたい」と話した。(黒崎哲夫)

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