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新型肺炎 友好都市へ支援加速 茨城県内自治体団体 マスクや手袋送る

マスクなどの支援物資を梱包する常陸太田市職員=30日午前、同市金井町
マスクなどの支援物資を梱包する常陸太田市職員=30日午前、同市金井町
友好都市の中国・余姚市へ「加油(頑張れ)」と書かれた支援物資入りの段ボール箱をトラックに積み込む市職員=常陸太田市金井町
友好都市の中国・余姚市へ「加油(頑張れ)」と書かれた支援物資入りの段ボール箱をトラックに積み込む市職員=常陸太田市金井町
中国・武漢で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、茨城県内の自治体や団体が友好関係を結ぶ都市などに支援物資を送る動きが加速している。医療機関を中心に現地でマスクなどが不足しているためで、28日には水戸市が重慶市にマスク5万枚を発送。30日には常陸太田市が同様に浙江省余姚市に送った。ジャイアントパンダの誘致活動に取り組む県と日立市、県日中友好協会は近く、中国側の関係機関に計5万枚を送付する。同協会によると、県内20地区にある日中友好団体も支援に向けて調整を進めている。

常陸太田市によると、友好都市の余姚市でも感染者が確認され、衛生用品の支援要請があった。市は30日、災害や感染症対策のため備蓄していた物資を発送。大久保太一市長は「早い終息を強く願っている。今後も積極的に情報を得ながら必要な支援をしていきたい」と話した。

この日は市職員が市役所の倉庫でマスク(一般)1万8千枚と医療用のマスク2千枚、防護服150セット、手袋500組を段ボールに詰め、トラックに積み込んだ。箱には「加油中国」「加油余姚」と書き添えた。5日後に到着する予定という。

また県と日立市、県日中友好協会は同日、中国側の関係機関にマスク計5万枚を送付すると発表した。送付先は、「いばらきパンダ誘致推進協議会」(会長・大井川和彦知事)が昨年11月に訪問して友好関係を深めた北京市内の中国人民対外友好協会や中日友好協会のほか、四川省の成都ジャイアントパンダ繁育研究基地など。現地で各関係機関が必要に応じて団体や職員などに配る。

市政策企画課によると、市は災害や感染症対策として備蓄するマスク2万数千枚のうち2万枚の提供を決め、31日に県に送る。県と同協会は計3万枚の提供を調整し、準備が整い次第、中国側に送る予定だ。

さらに同協会は民間や個人からの支援物資を取りまとめ、来月7日に第1便として中国に送付できるよう対応を急いでいる。

送るのはマスクや手袋が中心。同協会には支援に関する問い合わせが寄せられており、西野真幸事務局長は「中国国内に幅広く行き渡るよう、送り先などを調整している」と話した。(飯田勉、湯浅奈実)

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