歴史の町彩るひな飾り 桜川・真壁で移動編集局
桜川市真壁地区で開かれている「真壁のひなまつり 和の風第十八章」(3月3日まで)に合わせ、茨城新聞社は16日、国登録重要有形文化財の高久家住宅で移動編集局を開設した。
地区全体が会場となり、約170軒に江戸時代から現代までの多彩なひな人形が飾られている。1カ月のまつり期間の中盤を迎えたこの日は小雨に見舞われたが、真壁地区の歴史的町並みは、傘を差し熱心に歩き回る観光客の姿であふれた。真壁白井座による人形浄瑠璃の上演も真壁伝承館で開かれ、鑑賞者の目を大いに楽しませた。
移動編集局では岩瀬日大高3年、相野谷叶乃(きの)さん(18)=下妻市=と真壁高2年、石川眞矢(まさや)さん(17)=栃木県真岡市=が「一日市民記者」に委嘱され、ひな人形が展示された老舗の歴史などを取材した。このほか「記念日の新聞」の発行などを行った。(冨岡良一)