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森英恵さん華麗な衣装 水戸芸術館企画展 「世界にはばたく蝶」 映像交え半生回顧

美空ひばりが着用した衣装も飾られる=水戸市五軒町の水戸芸術館現代美術ギャラリー
美空ひばりが着用した衣装も飾られる=水戸市五軒町の水戸芸術館現代美術ギャラリー
展示されているウエディングドレス(HANAE MORI Haute Couture Collection)
展示されているウエディングドレス(HANAE MORI Haute Couture Collection)


日本ファッション界の草分けとして活躍してきたファッションデザイナーの森英恵(94)さんの企画展「森英恵 世界にはばたく蝶(ちょう)」が、水戸市五軒町の水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催されている。“マダム・バタフライ”とも称され、激動の時代を切り開いてきた森さんの軌跡が、蝶をモチーフとした華やかな衣装や映像などからたどれ、来場者を魅了している。会期は5月6日まで。3月2日から31日まで新型コロナウイルスの感染拡大防止で臨時休館となるため、再開は4月から。

同展は大きく九つの分野に分かれている。会場に入ってすぐの「蝶のオートクチュール」では、美しく舞う蝶があしらわれた一点物のオートクチュール26点が展示。中には孫の森泉さんが、2004年の秋冬コレクションで着用した、刺しゅうが美しいウエディングドレスも飾られ、目を引く。

「舞台衣装」のコーナーでは美空ひばりが、1988年の東京ドーム公演時の深紅と黒の2着のドレスを展示。また、昨年のNHK紅白歌合戦時に、AI(人工知能)で再現された美空ひばりの衣装を創作している様子を映像で紹介している。

後半の「ライフストーリー」では、挑戦を重ね、力強く生きてきた半生を森さんの言葉や写真とともに振り返ることができる。訪れた人たちは「一流の衣装を間近で見ることができ、感動した」などと見入っていた。

開館時間は午前9時半〜午後6時(入場は午後5時半)。月曜休館。入館料一般900円、高校生以下・70歳以上無料。(鈴木聡美)

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