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《新型コロナ・影響》潮来の富士屋ホテル破産へ 負債1億5千万円

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信用調査会社の帝国データバンク水戸支店は31日、富士屋ホテル(潮来市潮来)が事業を停止し、水戸地裁麻生支部に自己破産を申請したと発表した。負債総額は約1億5千万円。

同社は1957年4月に創業。79年に6階建てホテル「潮来富士屋ホテル」、89年に対岸の千葉県に結婚式場「開花亭」をオープン。水郷潮来あやめまつりの観光客らを取り込んできたが、高速道整備で日帰り観光が増加。設備投資の負担も重なり、2003年に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。

経営再建を進めてきたが、東日本大震災で業況が大きく落ち込み、近年はやや持ち直したものの、新型コロナウイルスの影響であやめまつりへの期待も難しいと判断、事業継続を断念したとみられる。



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