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医療用マスク1万枚寄贈 境町の橘さんに感謝状

橋本正裕町長から感謝状を贈られた橘大造さん(右)=境町役場
橋本正裕町長から感謝状を贈られた橘大造さん(右)=境町役場


各地でマスクの品薄状態が続く中、デンタルミラー製造販売の橘医療器(境町)会長、橘大造さん(80)は、同町に医療用マスク1万枚を寄贈した。3日、橋本正裕町長から橘さんに感謝状が贈られた。

境町は、3月12日から14日にかけて町内全戸に当たる約9500世帯に備蓄マスクを5枚ずつ無料配布。配布期間中に取りに来られなかった町民が14日以降もマスクの引き換えに役場を訪れており、現在は橘さんから寄贈されたマスクを配っている。計7768世帯3万8840枚(3日現在)を配布し、全世帯の約82%が受け取ったという。

橋本町長は「手に入らない状態で、マスクを手にした人たちはみんな喜んでいた。寄贈は本当にありがたい」と感謝。橘会長は「会社の倉庫にあった在庫マスクではあるが、医療用なので安心して使っていただける」と話した。今後の入荷は未定だという。

同社はこのほかにも、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、中国・武漢から政府チャーター機で帰国した人たちを受け入れた「勝浦ホテル三日月」(千葉県勝浦市)にマスクを寄贈。また、昨年10月の台風19号で大きな被害を受けた宮城県丸森町や長野市などにも境町を通してマスクの寄贈を行っている。(小室雅一)



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