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《新型コロナ・感染拡大防止》ボトル手に長蛇の列 常陸太田市で洗浄水の配布始まる

微酸性電解水の配布を受ける市民=常陸太田市中城町
微酸性電解水の配布を受ける市民=常陸太田市中城町


新型コロナウイルス感染症対策として、常陸太田市は8日から、希望する市民に、消毒に用いる微酸性電解水(次亜塩素酸水)の配布を始めた。アルコール消毒液の不足を補うためで、手洗い後の殺菌やドアノブ、スイッチなどの拭き取りなどに使用してもらう。

8日は、中城町の市民交流センターと高柿町の市役所金砂郷支所の2カ所で実施。1世帯当たり最大1リットルで、計1200リットル以上を配布した。会場には微酸性電解水を使った除菌方法や、保存に関する注意事項などを貼り出し、市職員が説明も行った。

市民交流センターでは、配布予定時間前から長蛇の列ができた。市民は、微酸性電解水が入っているポリタンクから、持参したペットボトルなどに給水していた。60代の女性は「アルコール消毒液などが手に入らない状態。早速、手洗いや掃除に使いたい」と話した。

今後の配布は、8日の2カ所のほかに水府総合センター(町田町)と市役所里美支所(大中町)を加えた計4カ所で、午前10時から午後4時の予定。

微酸性電解水は、市内の加工所で機器の洗浄に使用しているものなどを提供。学校などを含む公共施設や、希望する民間施設・事業者などへの配布は、既に実施している。(飯田勉)

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