茨城県は10日、県内で新たに9人の新型コロナウイルス感染者を確認した、と発表した。また、県内の医療機関に入院していた90代の男性が死亡したと明らかにした。遺族の意向で病状などの詳細は公表していない。

新たに感染が判明したのは、都内に勤める飲食業の牛久市の20代女性▽栃木県内の20代女性会社員▽都内に勤務するひたちなか市の30代男性会社員▽水戸市の30代男性救急隊員▽土浦市立新治学園義務教育学校に勤務する牛久市の教職員の50代女性▽龍ケ崎市の40代男性▽取手市の20代女性▽院内感染が起きたJAとりで総合医療センター(同市)で感染が判明している看護師の家族で、同市の20代男性▽同センターに勤める同市の40代女性看護師。このうち、牛久市の20代女性は3月11日から同月22日までフィリピンへの渡航歴があった。

水戸市の男性については市が10日夜、記者会見を開き詳細を説明。同市での感染者は3人目。

県内での感染者は計91人(うち3人死亡)となった。県は、9日に感染患者2人(6例目のつくば市の70代女性と11例目の同市、研究所職員の50代女性)が退院したことを明らかにした。退院者は計8人となった。