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《新型コロナ・影響》高萩・五浦ハム ハム焼き、自社前で直販 常連客ら応援

五浦ハムの看板商品「ハム焼き」の焼き上がりを待つ客=高萩市上手綱
五浦ハムの看板商品「ハム焼き」の焼き上がりを待つ客=高萩市上手綱


ハム製造販売の五浦ハム(高萩市上手綱)は、出店予定だったイベントが新型コロナウイルスの影響で軒並み中止となったことを受け、イベント限定の看板商品「ハム焼き」などを自社直売店前で販売している。小泉重信社長は「食べられて良かったというお客さんが多い。『頑張って』という言葉をもらえてありがたい」と話す。

ハム焼きは県内外のイベントやライブ、スポーツなどの会場で提供し、人気を集めてきた。しかし3月から7月にかけ、延べ約140日分の出展予定がキャンセル。売り上げがなくなり、業績への影響も大きいという。

常連客らから「ハム焼きを食べたいがどこに行けばいいか」などの問い合わせが相次ぎ、3月20日から同社敷地での販売を始めた。

来店した日立市大みか町の看護師、黒沢和司さん(44)は「くせになる味で、鹿島アントラーズの応援に行ったときによく食べていた。早く終息してイベント出店が復活してほしい」と話した。同社の小泉慎太郎専務は「県外からわざわざ来てたくさん買ってくれるお客さんもいて、応援してもらっていることを感じる」と語った。

ハム焼きのほか、豚ドッグや厚切スモーク牛タン焼といった人気商品も販売し、時間は午前10〜午後5時。今月下旬までの予定だが状況次第で延長する。(小原瑛平)



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