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石岡市長選立候補者の横顔

(右から届け出順)谷島洋司氏、佐々木敏夫氏、藤井優雄氏
(右から届け出順)谷島洋司氏、佐々木敏夫氏、藤井優雄氏


今泉文彦市長の辞職に伴う石岡市長選は19日告示され、元県議の谷島洋司氏(57)、元市長公室長の佐々木敏夫氏(62)、無職の藤井優雄氏(55)=いずれも無所属=の新人3人が立候補した。その横顔を紹介する(届け出順)。

■谷島洋司(やじまようじ)氏(57) 元県議 無新 「共働」で地元つくる
「石橋湛山」。尊敬する人は?と出馬表明会見で記者から聞かれ、こう即答した。第55代内閣総理大臣で名が知られているが、自らの出身大学長を務めた人物でもある。「正義を貫いた人。何が正しいか、生き方に感銘を受けた」

ただ立候補するに際しては「自らを貫く」ことに悩んだ。「県議として市民から託されてまだ1期目の途中。もちろん批判はあった」。それでも石岡に「回帰」した。石岡が大好きだったからだ。

回帰を決意したのは今回が初めてではない。大学卒業後、東京・霞が関の郵政省(当時)職員となった。だがそこで古里の素晴らしさに気付き、茨城へ戻って地元の郵便局長に。

「石岡は可能性を秘めている。なのに元気がない。残念だ」。東京から戻ってまちづくりを考える仲間に入り、酒を酌み交わしながら熱く語り合ったこともある。その中には辞職した今泉文彦市長もいた。

目指すは共同でも、協同でも、協働でもない「共働」。「市民みんなの力を合わせ夢のある石岡をつくっていきたい」。母、妻、2男1女の6人家族。瓦谷。


■佐々木敏夫(ささきとしお)氏(62) 元市長公室長 無新 医療計画の再構築を
突然の市長辞職を受け、急きょ出馬を決意。「あすにでも働ける即戦力」とアピールする。「長年、市職員として培った行政経験を生かし、石岡に元気を取り戻し、活力のあるまちづくりを進める」と訴える。

直近2代の市長の下、市長室長、市長公室長として仕え、定年後は再任用で商工労働、地域医療の担当参事で重要施策に携わり、迅速な市政継続を主張する。

最優先課題は、産科の設置と小児科の充実などが急務の「地域医療体制の整備」。市議会で批判を受けた石岡地域医療計画は「2病院の公立化は方法を見直し、議会と市民の理解の上で再構築したい」と述べる。

人口減対策として七つの活性化プロジェクトを掲げ、積極的な企業誘致では「スマートインターチェンジから茨城空港に延びる道路に、石岡駅東口からの道路をつなげ、物流拠点を」と示し、「若者が働ける場所を確保し、居住のための支援を強化する」と話す。

市職員の傍ら大学の通信制に通い、会計監査や経営学を学んだ努力家。おはやし保存会会員。日課は毎朝のウオーキング。妻、母親と3人暮らし。府中3丁目。


■藤井優雄(ふじいまさお)氏(55) 無職 無新 コミバス、TX延伸
「私は勉強が好き」。口を開けば、まずこの言葉が飛び出す。それが“トレードマーク”と言ってもよさそうだ。

もちろん裏付けはある。茨城大教育学部付属中-県立水戸一高-新潟大医学部という、世間的に見れば「頭がいい」と認める学歴。だが結局、医学の道へ進むことはなかった。

「茨城から人材を出さなくては。いつかは自分も選挙に」。大学を中退し石岡へ戻ってきた。まず市議にと考えたが、家族に反対されたという。そこでさまざまな職を経ながら、自らの立ち位置を決めた。それは「市民活動家」だった。

その目線から描かれる石岡の将来像は「世界一素晴らしいまちに」。数十年の時を経て巡ってきた立候補のチャンスに、壮大な夢を語る。「医科大学の誘致」「コミュニティーバスの運行」「つくばエクスプレス(TX)の延伸」-公約は非常に具体的だ。

「若い頃はつらかったけど、だんだん楽しくなってきた。訳の分からない人生も面白い」。まさに今、自身が素晴らしい時間を謳歌(おうか)しているようだ。両親、妹の4人家族。石岡1丁目。

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