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《新型コロナ・感染拡大防止》取手一高生、マスク手作り 保育士らに寄贈、応援文も

保育士宛ての手作りマスクを手にする取手一高の山田ローランド尚吾さん(右)と藤井信吾取手市長=同市役所
保育士宛ての手作りマスクを手にする取手一高の山田ローランド尚吾さん(右)と藤井信吾取手市長=同市役所


新型コロナウイルスの感染拡大に伴う深刻なマスク不足を受け、茨城県立取手一高の生徒らがマスクを手作りし、取手市内の保育所や幼稚園で働く保育士などに届ける活動を始めた。マスクには「子どもたちに笑顔を届けてください」「みんなで乗り越えましょう」など、保育士への応援メッセージを添えた。第1弾の57枚が21日、市に寄託され、市を通し配布していく。

活動は同校のボランティアクラブ「地球市民活動部」が中心となって始めた。当初は市内のこども食堂利用者向けに作る計画だったが、学校が休校し、こども食堂も閉じているため、計画は宙に浮いていた。

そこに市社会福祉協議会から「マスク不足で保育士が困っている」との問い合わせがあった。それを機に、同校の山田ローランド尚吾さん(17)が代表となり、市内計7高校の生徒らが「手作りマスクde応援・プロジェクト」を立ち上げた。

第1弾の57枚は、山田さんら同校生徒のほか、卒業生や職員も製作に携わったという。山田さんは「子どもたちに楽しい時間を過ごしてほしい。保育士の人も安心できると思う」と話している。

プロジェクトに加わった6校にも活動の輪を広げていく。当面の目標は300枚。市民らの参加も歓迎、メッセージの添付も呼び掛けている。マスクは、同校職員玄関(同市台宿2丁目)▽市取手駅前窓口(JR取手駅西口、リボンとりで3階)▽市取手支所(同市東1丁目、市福祉会館内)-で受け付ける。

問い合わせは同校・大滝修教諭(電)0297(72)1348



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