《新型コロナ・感染拡大防止》筑波山駐車場閉鎖へ つくば市、宝篋山登山道も
政府の緊急事態宣言が全国に拡大したことを受け、つくば市は筑波山の市営駐車場を22日にも閉鎖する。県外客の登山自粛を促すのが目的。このほか、同市北東部にある宝篋(ほうきょう)山の登山道を同日までに閉鎖した。期間はいずれも5月6日まで。
市営駐車場は筑波山神社に近い筑波山中腹に4カ所あり、計約450台を駐車できる。市観光推進課によると、全国に緊急事態宣言が拡大された後も県外ナンバーの車が訪れていたという。駐車場を閉鎖することで県をまたいだ移動の抑制を狙う。
山腹と山頂付近を結ぶロープウエーとケーブルカーについては、運営会社に対し配慮をお願いする文書を市が送った。
県自然環境課によると、県が管轄している登山道は閉鎖しない方針。市も現時点では、県に閉鎖要請する予定はない。
宝篋山の登山道は市が管轄し、6コースいずれも17日に閉鎖した。登山道入り口にロープを張り、告知する看板を立てた。小田休憩所駐車場(同市小田)と市営筑波山麓小田駐車場(同)も19日に閉鎖した。(秋葉凌)