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《新型コロナ》那珂の生産者を支援、ドライブスルーで野菜販売

段ボール箱に詰めた那珂市の農産物をドライブスルーで販売する市地域おこし協力隊=同市福田
段ボール箱に詰めた那珂市の農産物をドライブスルーで販売する市地域おこし協力隊=同市福田


新型コロナウイルス感染拡大の影響が広がる中、那珂市地域おこし協力隊の2人と市内生産者などで組織する「フェルミエ那珂」(綿引桂太会長)が23日、同市福田の市中央公民館駐車場でドライブスルーによる地元農産物の販売を行った。学校給食や飲食店に納品できなくなった農産物を販売し、生産者を支援しようと企画。感染症対策として、車から降りず「3密」を防ぎながら買えるよう工夫した。

会員らが生産したコマツナやトマト、ナスなど野菜8品や加工品を段ボール箱に詰め、1箱1500円で販売した。販売開始前から車が集まり、用意した約30箱はすぐ完売した。

小学生の孫2人と来た常陸太田市、主婦、田所まさ子さん(68)は「(ドライブスルーは)いい取り組み。どんどんやってほしい」と話した。

協力隊によると、臨時休校で給食がなくなったり、飲食店が休業したりして販売先に困る生産者が出ているという。タマネギやニンジンなどを出した会沢留美副会長(68)は「新しい販売手段としてありだと思う」と手応え。協力隊の入江紫織さん(33)は「完売してほっとした。今後も継続していきたい」、八子結奈さん(24)は「来た人が楽しみにしていたと話していて良かった」と話した。(磯前有花)



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