《新型コロナ対策》かすみがうら市内の2小学校に布マスク1200枚 縫製会社寄贈
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、かすみがうら市の縫製会社が、市内の小学校2校に布製マスク約1200枚を寄贈した。マスクの品薄を受け、同社は「何か学校のためにしたい」と、高級婦人服や紳士服を作る技術を生かした。
寄贈したのは、同市下稲吉の縫製会社「ソーイングスタジオセキグチ」。同市立下稲吉小と下稲吉東小の2校に、大中小の3種類の大きさの白い布製マスクをそれぞれ約700枚と約500枚贈った。マスクは洋服生地の間に不織布を挟んだ三層構造になっている。
下稲吉小の卒業生でもある関口慎社長(41)は同校にマスクを届け、「今後学校再開に当たって、子どもたちがマスクをして少しでも安心に過ごしてもらえれば」と期待を込めた。両校の校長は「マスクがない家庭もあるので本当にありがたい」と感謝した。