新型コロナウイルスの感染拡大を受けた公立小中学校の臨時休校を巡り、新たに神栖、大子、城里の3市町が、5月6日までの臨時休校を同月31日まで延長すると決定した。これで、県内の全44市町村が延長を決めた。また、県私学振興室は30日、県内の私立学校全57校のうち53校が、休校延長を決めたと発表した。

臨時休校を巡っては、県が24日、県立学校の一斉休校を5月31日まで延長すると発表。併せて、公立小中学校などに対しても県立学校に準じた対応を取るように各市町村に要請した。

新たに臨時休校延長を決めた3市町のうち、大子町は幼稚園も5月31日まで休園する。神栖市は7、8日に予定していた小中学校と幼稚園の入学・入園式を中止した。

臨時休校を延長する私立学校53校の内訳は、小学校7校、中学校12校、中等教育学校3校、高校(全日制)24校、高校(通信制)3校、専修学校(高等過程)4校。延長する休校期間の終了予定日は、53校のうち、5月24日が1校、同31日が47校、検討中が5校となっている。延長を決めていない残り4校は検討中という。同室は「(4校は)緊急事態宣言の状況を踏まえて休校延長を判断するとしている」と説明した。