《新型コロナ》茨城県内 新たに2人感染 看護師、院内感染の可能性 60代男性死亡
茨城県は4日、県内で新型コロナウイルスの感染者を新たに2人確認したと発表した。1人は県立中央病院(笠間市)に勤務する水戸市の40代看護師女性で、同感染症患者の看護に従事していた。県は「院内感染は否定できない」とし、医師、看護師を含む職員6人を濃厚接触者として検査する。もう1人は神栖市内の病院の非常勤労務員の30代女性。県内の感染確認は計167人。このほか、60代の男性患者1人が死亡した。
40代女性は軽症。4月27日に37度台の発熱があり、翌日に解熱。以降は休んでいたが、1日は患者に接しない院内業務を行った。同日夜以降、37度台の発熱などの症状があり、3日に陽性が判明。同病院が4月半ばに陽性患者を受け入れた当初から、防護具を着けて看護に従事していた。県によると、入院患者に濃厚接触者はいない。
30代女性は軽症。4月30日に37度台の発熱などの症状があり、3日に陽性が判明。勤務する病院は感染患者を受け入れていない。
また、4日までに取手市の50代男性(61例目)が退院。古河市の10代男性(129例目)と同市の30代男性(144例目)の2人が自宅療養を経て回復した。
■県内感染確認者
167人
うち死者 9人
退院・退所および回復66人
(県発表、4日午後10時現在)