大洗町長選 元町議の国井氏、出馬の意向表明
9月21日任期満了の大洗町長選で、元町議で行政書士の新人、国井豊氏(54)が12日、無所属で立候補する意向を表明した。現職の小谷隆亮町長(80)は立候補を表明しながら一転取りやめており、今のところ、ほかに出馬の動きは見られない。
国井氏は「もう一度ゼロベースから考え、将来にわたり持続可能な町として歩んでいける環境をつくることが必要」と強調。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、「コロナ禍を見据え、あらゆる世代が町に生まれ、訪れ、住んで、働いて良かったと思われる町づくりにまい進する」と述べた。
政策として、小中学校の英語教育の充実など人材育成▽起業環境の充実・促進▽大洗海浜公園の再整備といった新しい観光のまちづくり-などを挙げた。観光面など「広域的な連携をしなければならない」としたが、合併は否定した。
国井氏は県行政書士会長。1991年に町議に初当選し5期務めた。