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新型コロナ患者搬送車 県と水戸市に貸与 茨城トヨペット

患者搬送用車両の前で、大井川和彦知事(右)に目録を手渡す茨城トヨペットの幡谷定俊社長=県庁
患者搬送用車両の前で、大井川和彦知事(右)に目録を手渡す茨城トヨペットの幡谷定俊社長=県庁


自動車販売の茨城トヨペット(水戸市、幡谷定俊社長)は15日、新型コロナウイルスに感染した患者を搬送する車両計5台を県と水戸市に無償貸与した。搬送業務を担う各保健所に配置される。

車はいずれもミニバン「エスクァイア」で、運転席と後部席の間を透明ビニールで仕切り、前後座席間の圧力差で感染を抑制する特別構造。患者を2人まで搬送できる。

同日は県庁と市役所でそれぞれ貸与式があり、幡谷社長は「感染者の搬送に苦労されていると知った。少しでもお役に立てれば」とあいさつ。

大井川和彦知事は「第2波、第3波に向けた体制強化へ活用したい」と感謝し、高橋靖市長も「大切に使わせてもらいたい」と述べ感謝状を手渡した。

同社によると、車両の無償貸与は社員からの提案で実現。県は患者数が多い竜ケ崎やつくばなど4保健所に配置し、市は市保健所で使う。各保健所ではこれまで職員が公用車をビニールで養生するなどして患者を搬送していた。

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