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《新型コロナ》筑西にドライブスルーPCR検査センター 開設前に手順確認

ドライブスルー方式のPCR検査センターのリハーサルで、患者役の須藤茂市長から検体採取を行う真壁医師会長の落合聖二医師(左)=筑西市内
ドライブスルー方式のPCR検査センターのリハーサルで、患者役の須藤茂市長から検体採取を行う真壁医師会長の落合聖二医師(左)=筑西市内


ドライブスルー方式のPCR検査センターが19日から筑西市内に開設されるのを前に、設置者の市や真壁医師会の関係者が17日、検体採取のリハーサルを行った。防護服などで身を固めた落合聖二医師(66)=同医師会長=らが、新型コロナウイルス感染の有無を調べる患者から安全に検体を採取するための手順を確認した。患者役は須藤茂市長らが務めた。

検査は火、木、土曜日の週3回行われ、1日当たり2人の医師が、最大で患者約15人の検体採取を行う。ドライブスルーのPCR検査体制を市町村が整えるのは、県内で初めてとなる。

検査は予約制で、同医師会に所属する筑西市、桜川市、下妻市、八千代町のかかりつけ医の紹介が必要。車で来訪できる人だけに限られる。患者が直接訪れても検査は受けられない。市は国の指針に従い、センターの所在地も公表しない。

落合医師は、センターの役割として▽患者の症状のトリアージ(選別)を通して医療崩壊を防ぐ▽かかりつけ医の負担を減らす▽市民の不安を払拭(ふっしょく)し地域経済を早く立て直すきっかけとする-の3点を強調。「確実に症状のある人を検査していく。患者をトリアージして医療につなげることがPCR検査に求められている。医師会としても頑張ってやりたい」と、意欲を示した。



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