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徳川光圀が愛飲、名付け 「初音茶」初の収穫

「島家住宅」敷地で行われた初音茶の収穫作業=城里町上古内
「島家住宅」敷地で行われた初音茶の収穫作業=城里町上古内


水戸藩2代藩主の徳川光圀が愛飲し名付けたとされる「初音茶」の初めての収穫が25日、城里町上古内で行われた。同町の茶農家らが2014年から進める復活プロジェクトの一環。取り組みの中心となるJA水戸古内茶生産組合副組合長の加藤秀仁さん(70)は「ようやく摘み取ることができ感慨深い。うま味があり、バランスの取れたお茶になってほしい」と顔をほころばせた。初音茶の試飲は6月中に行われるという。

初音茶は、同町下古内の清音寺で古くから栽培され、現在も母木が残る。江戸時代、光圀が気に入って名付けるとともに生産を推奨し、上古内、下古内両地区で茶の栽培が盛んになるきっかけになったとされる。

収穫を迎えた初音茶は、2014年7月に同寺の母木から採取した挿し穂千本を、町内の茶農家や大子町の県農業総合センター山間地帯特産指導所に移して栽培したもの。17年4月にその苗木約350本を町登録有形文化財「島家住宅」(同町上古内)の敷地に植え付けた。

収穫作業は、組合員や県、町の関係者など約20人が参加して行われた。新型コロナウイルス感染防止のため、マスク着用やアルコール消毒などを徹底し、約60センチに成長した初音茶の新芽を丁寧にもぎ取った。加藤富美子さん(69)は「初摘みができてうれしい。初音茶を通じて、古内のお茶の魅力がさらに広まることを期待したい」と声を弾ませた。

初音茶はこの日、約5・3キロが収穫され、大子町の県農業総合センター山間地帯特産指導所で加工される。

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