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茨城県立高入試日程案了承 新型コロナ感染状況で日程見直しも

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茨城県教委が設置する県立高校等入学者選抜方法協議会(委員長・村田一弘緑岡高校長)は27日、来春の県立高校一般入学学力検査を3月3日に実施する日程案を了承した。昨年度示された日程案から変更はなかったが、県教委は今後の新型コロナウイルスの感染状況次第で、日程変更も視野に入れるとした。コロナ対応として県教委はほかに、特色選抜の出願に際し、感染拡大以前も含めた幅広い時期の活動実績を考慮するなどの柔軟な対応を取る意向を示した。一方、学力検査の出題範囲については現時点で変更は行わない方針。

日程案によると、来春の県立高校一般入学の出願期間は2月8〜10日。特色選抜などの面接は3月4日、体調不良などによる学力検査の追検査は同9日に実施する。合格発表は同12日。

県立中学・中等教育学校の出願期間は12月1〜3日。選抜検査は来年1月9日で、合格発表は同20日。

特色選抜については、部活動などの大会の中止・延期により志願者が不利益を被らないよう、感染拡大以前に参加できた大会についても実績・成績と認めるなどの配慮をする意向を示し、各学校の対応を支援していくとした。

一方で出題範囲については、県内小中学校が6月上旬から通常授業に戻る見通しとなっていることや、夏期休業期間の授業実施などにより授業の遅れを取り戻せるとみて、変更はしない方針。今後、特定の地域で休校が長期化するなどの事態があった場合は、出題範囲の変更を検討する。

感染の第2波、3波の可能性も念頭に、委員からは「子どもたちをさらに不安にさせることは避けたい」などと、出題範囲を限定するよう求める意見が複数出された。

同協議会は2022年春の日程案についても、県立高校一般入学学力検査を3月3日、特色選抜などを同4日、県立中学・中等教育学校の選抜検査を1月8日とすることを了承した。

村田委員長は6月1日に小泉元伸県教育長に日程の了承を報告する。それを受け、県教委は入学選抜の実施要項を7月中旬までに示す予定。



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