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大子の久慈川 待望のアユ釣り解禁

アユ釣りが解禁され、アユを釣り上げる釣り人=1日午前7時27分、大子町下野宮の久慈川、鹿嶋栄寿撮影
アユ釣りが解禁され、アユを釣り上げる釣り人=1日午前7時27分、大子町下野宮の久慈川、鹿嶋栄寿撮影


茨城県内の主要河川で1日、アユ釣りが解禁された(一部支流は7月1日)。福島県境に近い大子町下野宮の久慈川のポイントでは、待ちかねた愛好家らが午前5時の解禁を待って川面に繰り出した。

新型コロナウイルスの影響もあり、釣り人たちは、自然と間隔を取り合いながら竿(さお)を操っていた。政府の緊急事態宣言解除から間もないせいか、「今年は首都圏から来る常連が何組かキャンセルになった」(地元釣り店主)という。

久慈川は、肌寒い曇り空で水温は14度前後。約1時間ほどで体長16〜19センチの良型を含む6匹を釣り上げた桜川市真壁町の笹澤泰司さん(67)は「待ちに待った日。昨年より水量は多いがアユの動きはいまひとつ。今年は形は良いが数は少ない気がする」とシーズン初日の感触を語った。

久慈川漁業協同組合の高杉則行組合長(73)は「天然アユの回帰率が高い。昨年10月の台風の増水で産卵に適した川床になった箇所も多く、これからが楽しみ」と話した。



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