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《新型コロナ対策》感染防いで避難所開設 水戸市職員が研修会

研修会でマニュアルに沿って防護服を着る水戸市職員ら=市役所
研修会でマニュアルに沿って防護服を着る水戸市職員ら=市役所


水戸市は16日、新型コロナウイルス感染拡大の中で避難所を開設するための職員研修会を開いた。感染リスクをできるだけ低減させながら適切に避難所を運営するのが目的。5月に策定した運営指針に基づき、職員が受け付けや防護服脱着の方法などを学んだ。

各課から約40人が参加。防災・危機管理課の小林良導課長が指針の概要について説明した。指針では、体調の悪い人など感染の恐れがある市民を中学校に避難させるが、互いに接触しないようゾーニングや動線確保を徹底。職員は防護服を着て待機所から巡回や電話連絡を行う。

職員らは、受け付けをどのように開設し、体温測定するかなどについて実演を見て学んだほか、2人一組になって防護服の脱着を実践。脱ぐ際の順番を徹底したり、ごみ袋に捨てる際に中の空気を抜かないようにしたりするなどの注意点が示された。小林課長は「市民に安心して避難していただけるよう研修会や訓練を重ねて指針の実効性を高めていきたい」と呼び掛けた。

参加した政策企画課の根本龍典さん(36)は「当日の流れをイメージできた。職場で共有していきたい」と話していた。



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