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給食に地元産チーズ 常陸太田の8中学校 「さっぱり、やわらか」

地元で製造されたチーズの味を楽しむ生徒たち=常陸太田市大里町
地元で製造されたチーズの味を楽しむ生徒たち=常陸太田市大里町


常陸太田市里美地区の生乳を原料にしたオリジナルチーズが19日、初めて市内の中学校の給食に提供された。5月下旬に製造が始まったばかりで、道の駅ひたちおおたで3種類を限定販売している。食育と地産地消の推進として学校給食のメニューに加えられ、子どもたちは地元の新たな味覚を楽しんでいた。

オリジナルチーズは6次産業化の推進と地域ブランドの創出による地域産業の活性化を目指し、同市大中町の加工所「ひたちおおたチーズ工房」で製造。給食には、裂けるチーズのストリングチーズ「じょうずるさんチーズ」が提供された。

同日は市内の八つの公立中学校で生徒など約1250人が味わった。市立金砂郷中学校(菊池浩之校長、生徒数216人)では、栄養教諭の宇野真理子さんがチーズの製造や栄養、地産地消などについて説明。生徒たちは裂けるチーズを楽しみながら味を確かめた。

3年の大高郁未さん(14)は「予想よりさっぱりしていてやわらかい食感。もっと食べたくなった」と満足そうだった。

7月上旬には、小学校と幼稚園の給食にも提供する予定。学校給食センターの大畠敬一所長は「楽しそうに食べてもらえた。市内でチーズが造られていることを知ってもらいたいし、地産地消の推進からも提供の回数を増やせれば」と話した。

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