新型コロナ 茨城、新たに感染の女性2人 都内に滞在歴
茨城県は20日、県内で新型コロナウイルスの感染者が新たに2人確認されたと発表した。ともに20代女性で、つくばみらい市の大学生と守谷市のアルバイト。2人とも今月中旬の数日間、東京都内に滞在歴があるという。県は2人の濃厚接触者を調べている。県内での陽性判明は5月4日以来46日ぶりで、県内感染者数は計170人となった。
県疾病対策課によると、ともに軽症で、県内の医療機関に入院している。つくばみらい市の女性は15日以降、喉の痛みや38度台の発熱があり、19日のPCR検査で陽性が判明した。
守谷市の女性は18日以降にせきや38度台の発熱があった。県内の医療機関で20日に抗原検査を行った結果、陽性だった。同課によると、県内では抗原検査での感染確認は初めて。
5月4日以来となる県内での感染確認について、同課は「第2波と言い切るほどの評価には至っていない。県民の皆さんの努力で感染が抑えられていたので、引き続き注意していかなければならない」と話した。
■県内感染確認者
170人
うち死者 10人
退院・退所等 150人
(県発表、20日午後10時現在)