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水戸の子ども食堂 新型コロナで困窮する大学生にカレー提供 学生寮で100食

「にこにこ食堂」スタッフが作ったカレーを自分で盛り付ける大学生(右)=水戸市文京
「にこにこ食堂」スタッフが作ったカレーを自分で盛り付ける大学生(右)=水戸市文京


茨城保健生活協同組合の組合員が水戸市城南で運営する子ども食堂「にこにこ食堂」は18日、新型コロナウイルス感染拡大の影響でアルバイトなどの収入が減り、困窮する大学生のために、茨城大の水哉(すいさい)寮(同市文京1丁目)で、寮生らに手作りのカレーを振る舞った。

同食堂によると、生協やJAなどでつくる協同組合ネットいばらきが学生へ食糧を届ける「食の支援」の取り組みに、想定以上の申請があったことを知り、支援の必要性を改めて実感したという。

同日は、カレー約100食分を用意した。3密回避の観点から寮の外に会場を設け、昼には多くの寮生らが会場へ訪れた。カレーは口に合いやすいよう甘めに作り、バランスを考えタンパク質も摂取できるよう、ゆで卵1個も一緒に渡した。食べた学生からは「優しい味でおいしい」と喜びの声が相次いだ。会場へ訪れた、人文社会科学部1年の千葉柾哉さん(19)は「出身は北海道だが、茨城もいい所だなと思った」と支援に対する感謝の気持ちを述べた。

同食堂の広報を担当する塙直子さん(67)は「学生たちがおいしく食べてくれると自分たちもうれしい」と、皆で協力した達成感を味わっている様子だった。



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