任期満了に伴う常総市長選は28日告示される。立候補を表明しているのは、再選を目指す現職の神達岳志氏(51)と、新人の元県議、飯田智男氏(60)=ともに無所属=の2人で、一騎打ちの激戦が予想されている。

神達氏は「5年前の常総水害からの復旧・復興が進み、地域の防災力が向上した」と1期目の実績を強調。圏央道常総インターチェンジ周辺開発の推進を訴え「市活性化の起爆剤にしていきたい」と主張。感染症対策避難所整備や医療体制の強化、財政再建のための税収増戦略などを公約に市政の継続を訴える。

飯田氏は市が進める道の駅事業の見直し、少子高齢化に合わせた町づくり、防災力の強化、地域医療の機能強化に向けた小児科と産婦人科誘致などを公約に掲げる。加えて、「(常総市は)合併から15年たつが、一体感が醸成されているとは言い難い」とし、県議の経験を生かし市の立て直しを訴える。

投票は7月5日午前7時から午後6時まで市内36カ所で行われ、同8時から同市坂手町の水海道総合体育館で即日開票される。有権者は4万9435人(1日現在)。