《新型コロナ対策》生活困窮者に食料品提供へ 鉾田市社協、寄付も募る

鉾田市社会福祉協議会(会長・岸田一夫市長)は1日、新型コロナウイルスの影響で生活が困窮している世帯に食料品を提供する「やさしさのかけはしプロジェクト」を開始する。提供する食料品の一部は寄付で賄う。期間は来年3月末まで。
対象は、市内で生活保護の受給か、生活福祉資金の貸し付けを申請し、給付または貸し付けが開始されるまでに、一時的に生活の維持が難しくなる世帯。同社協が支援が必要と認める世帯も対象になる。提供するのはコメ、根菜、缶詰など1人当たり1週間程度の食料。要望があれば粉ミルクや介護用品も提供する。
食料品の調達は、いばらきコープ生活協同組合と、NPO法人フードバンク茨城の協力を得るほか、市民や各団体にも寄付を募る。岸田市長は「新型コロナの影響は今後もじわじわと出てくる。少しでも困っている人の手助けになれば」と話している。
食料品提供の申し込み、寄付の申し出は、いずれも同市社協(鉾田本所、旭支所、大洋支所)で受け付けている。