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事故の怖さ実感 「安全伝承館」報道陣に公開 水戸

VR(仮想現実)で事故を体験するJR水戸支社の社員=水戸市宮町の研修施設「安全伝承館」
VR(仮想現実)で事故を体験するJR水戸支社の社員=水戸市宮町の研修施設「安全伝承館」


JR東日本水戸支社が水戸市宮町の水戸研修センターに今年3月設置した社員向け教育施設「安全伝承館」が6日、報道陣に公開された。同支社管内で起きた事故や東日本大震災の被害状況の展示のほか、VR(仮想現実)を使い鉄道事故を体験できる設備を設けた。

展示室には1943年に土浦駅で発生し、110人が死亡した多重列車衝突事故など、その後の鉄道の安全対策に大きな影響を与えた事故について発生原因や再発防止策などを紹介。東日本大震災では被災時の写真や社員の証言などをまとめた。

体験室ではVRで列車にはねられる事故や作業中の高所からの転落、感電を体験を通して学べる。同支社の松本雄一総務部長は「安全は輸送業務の最大の使命。一人一人の社員が意識して、しっかりとしたサービスを提供することを目指したい」と話した。

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