筑西市川澄の国道50号沿いの道の駅、グランテラス筑西が11日、グランドオープン1周年を迎え、和菓子店の制作実演や音楽会、大抽選会など記念イベントが開かれた。降雨にもかかわらず、こだまスイカなどの地元特産品を買い求める多くの来訪者でにぎわった。

屋外ステージでは県立下館工業高(同市玉戸)のジャズバンド部が公演。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けたため、本年度初めての舞台で、1〜3年生22人が名曲「ザッツ・ア・プレンティ」などを熱演。「私たちの演奏を聞いて元気になってほしい」と顧問の渡辺学教諭(48)。

屋内では和菓子店「岡埜栄泉(おかのえいせん)」(同市新治)の海老澤満さん(38)が「羊かん巻き」や「葛焼き」の制作を実演し、多くの客が見入った。海老澤さんは「コロナ禍は皆で力を合わせて乗り切るしかない」と力を込めた。

同道の駅は昨年7月11日の開設後、順調に利用者数を伸ばし、4月に来場者100万人を達成した。駅長の鈴木一志さん(59)は「屋外を中心に楽しい催しを用意し、品ぞろえも常に新しさを感じてもらえる道の駅にしたい。お客さんの安全を最優先に対応していく」と意欲を見せた。

記念イベントは12日も開かれる。問い合わせは同道の駅(電)0296(45)5055。