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生徒らメロン収穫 上につる伸ばす「たて型」栽培に挑戦 鉾田二高

県産オリジナル品種メロン「イバラキング」を収穫する鉾田二高の生徒ら=鉾田市徳宿
県産オリジナル品種メロン「イバラキング」を収穫する鉾田二高の生徒ら=鉾田市徳宿


鉾田市鉾田の県立鉾田二高(平山茂男校長)農業科の3年生9人が14日、同市徳宿の農場で栽培していたメロンの収穫作業に取り組んだ。生徒たちは、約2カ月かけて大きく育ったメロンを1玉ずつ丁寧に収穫した。

栽培したのは、県オリジナル品種で高糖度の「イバラキング」。収穫作業は先週に続き2回目で、温室に入った生徒たちは、慣れた手つきで20玉ほど収穫し、重さを計測。大きい物で重さ1.9キログラムあった。

同品種は地面につるを伸ばす栽培方法が一般的だが、今年は支柱を立て上につるを伸ばす「たて型」の栽培法に初めて挑戦し、約100玉の実を付けた。栽培を指導した市内のメロン農家で外部講師の山口正重さん(58)は「難しい栽培法で天候も悪かったが、生徒と先生が努力してうまく育った」と、出来栄えを評価した。

糖度は16度あり、統合した鉾田農高時代も含め一番の高さという。根本大夢(ひろむ)さん(17)は「15度を超えたことがないと聞いていたのでうれしい」と満足そうに話した。

今年は新型コロナウイルスの感染拡大による休校措置があり、育成初期の5月下旬から6月上旬は、教員が温室を管理。生徒が栽培に関わったのは、学校再開後からだが、山浦連さん(18)は「水や肥料をやるだけでも大変だった」と、メロンを育てる難しさを学んだ様子だった。

収穫したメロンは生徒が持ち帰るほか、販売も検討している。

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