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「頑張る店主、店に飾ろう」 筑西の写真店、無料で撮影活動 希望店募集

カメラのゆきもとの行本正嗣さんに届けられた写真を持つ、ミートショップ大嶋屋の須藤仁廣さん(右から)=筑西市乙
カメラのゆきもとの行本正嗣さんに届けられた写真を持つ、ミートショップ大嶋屋の須藤仁廣さん(右から)=筑西市乙


新型コロナウイルス感染症の拡大でダメージを受けた商店を励まそうと、筑西市二木成の写真店「カメラのゆきもと」社長の行本正嗣さん(48)が、逆境下で頑張り続ける商店主らの姿を無料で撮影し店舗に飾るアイデアを着想、撮影活動に乗り出した。撮影は希望を受けた先着50店で行う。同市を中心に市内外の希望店を募集している。

撮影は、行本さんが要請を受けた店舗に出掛けて行う。プリントは大(64センチ、53センチ)、中(51センチ、42センチ)、小(38センチ、33センチ)の3サイズから、いずれか一つ選んでもらう。写真には店名と「元気でやってっと!」の文字、さらに筑西ふるさと大使の女方(おざかた)玉三郎さんによるメッセージがプリントされる。写真のフレームも無料提供する。

行本さんは写真の専門学校を卒業後、都心の百貨店のスタジオでカメラマンとして6年間修業し、2000年に家業を継いだ。「同感染症による自粛で、下館駅周辺の通りがめっきり静かになった。写真屋として何ができるか考えた」と、今回の活動に乗り出したきっかけを話す。

第1号となるミートショップ大嶋屋(同市乙)を17日に訪れ、店頭に並んだ店主の須藤仁廣(まさひろ)さん(46)ら従業員を撮影。写真は同日届けられ、須藤さんは「先行きが見通せない中、応援はすごく励みになる。モチベーションが上がる」と喜びを表した。写真は店内のイーゼル上に飾られた。

行本さんは「商店が元気に営業しているのを人々に広く知らせたい。商店街に活気が戻れば」と期待を込めた。

問い合わせは、カメラのゆきもと(電)0296(24)9544

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