ステッカーで換気促す 都内企業、水戸の小中に800枚寄贈
自動認識システムの開発、製造などを手掛けるサトー(東京)は21日、水戸市立小中・義務教育学校に、オリジナルの感染予防注意ステッカー800枚を贈った。新型コロナウイルス感染予防のため定期的な換気を促す内容。既に各校に配られた。同社茨城支店の本多憲司支店長(53)が市役所を訪れ、高橋靖市長に目録を手渡した。
ステッカーは縦18センチ、横25センチ。白地に水色で「ときどきドア・窓をあけて空気をいれかえましょう」と書かれ、窓換気のイラストとともに妖怪アマビエのキャラクターが注意を呼び掛ける様子が描かれている。
市学校保健給食課によると、市立全48校(計773学級)に配られ、窓や廊下に張って使われる。
同社はもともとバーコードプリンターを製造するメーカー。ステッカーを6月に作成し、運輸や食品製造など取引業者に配ったほか、支店や工場などがある全国各地に配布している。県内では同市元吉田町に茨城支店があることから、同市にのみ寄贈した。本多支店長は「(コロナ禍の中で)インフラを支えてくれている方の少しでも力になれば」と話した。
市立学校では、冷房をかけていても30分間に1度は換気のため窓を開ける。高橋市長は「ステッカーがあれば換気をするのを忘れずに済むし、家庭への啓発にもつながると思う」と感謝した。











